村田、米でスタミナ強化！プロ第５戦へ“初”高地トレ敢行

ファンと記念撮影する村田

ミドル級ノンタイトルマッチ ＷＢＣ１１位・村田諒太　ＶＳ　ＷＢＣ２２位・アドリアン・ルナ

（9月5日 東京・代々木第２体育館）
　ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太が、９月５日のプロ第５戦の準備のため、成田から米国合宿へ出発した。今回の合宿地は前半２週間がラスベガスで、後半２週間はカリフォルニア州ビッグベアの予定。

　ビッグベアには今月上旬にＷＢＡ世界ミドル級スーパー王者のゴロフキン（カザフスタン）の元へ出稽古した際に訪れているが、他にも世界のトップ級の選手が集まっており、練習相手には事欠かない。また、標高約２０００メートルとあって心肺機能を鍛えるには最高の環境だ。

　「前回は時差ボケもあって空気の薄さは最初しか感じなかったが、今回はもっと感じるかもしれない。次も１０回戦なのでスタミナを強化したい」と初の本格的な高地トレーニングを楽しみにしている。

　一緒に練習したゴロフキンは２６日に３回ＴＫＯでギール（オーストラリア）を下し、１１度目の防衛に成功した。「倒さなければいけない試合で結果を残すのは凄い。僕も米国で戦っていくには倒さないと人気が出ない。勉強になります」と尊敬する王者から刺激を受けていた。