リナレス　圧倒的内容で５連勝！ＷＢＣ世界ライト級挑戦者に

荒川にパンチを放つホルヘ・リナレス

　ボクシングのＷＢＣ世界ライト級挑戦者決定戦が８日、米ラスベガスのＭＧＭグランド・ガーデン・アリーナで行われた。

　注目の日本ジム所属選手同士の対戦は、同級５位で元世界２階級制覇王者のホルヘ・リナレス（帝拳、ベネズエラ）が同級２位の荒川仁人（八王子中屋）を３―０判定で下した。

　リナレスは序盤からスピードと回転力あるパンチでペースをつかみ、７回には連打で荒川をふらつかせた。ジャッジ２人がフルマークをつける圧倒的な内容で、５連勝とした。

　荒川は６回以降、接近戦に持ち込み、粘りを見せたが、及ばなかった。リナレスは王者オマール・フィゲロア（米国）の指名挑戦者となる見込みだ。