井上圧巻スパー 2階級上世界ランカーを圧倒
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 同級4位 井上尚弥 VS 同級王者 アドリアン・エルナンデス
(4月6日 大田区総合体育館)
日本人最速6戦目での世界王座奪取を狙う井上尚弥が、横浜市内で2階級上の世界ランカー、赤穂亮(27=横浜光)と6回のスパーリングを行った。
WBCスーパーフライ級6位で世界挑戦の経験もある相手に攻撃では主導権を握り、接近戦でも引かずに強烈な右アッパーも披露。約1年半ぶりに拳を合わせた赤穂を「昔から強いけれど、パンチも守備もムダがない。尚弥には勝てない」とうならせた。大橋秀行会長も「2階級上の実力者にパワーで負けていない。判定で圧倒していた」と仕上がりに太鼓判。井上自身は「6回では思った通りにできている。あとは12回でどれだけできるか」と話し、近日中に本番を想定した12回のスパーリングで最終チェックする予定だ。
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