興毅 防衛の大毅を擁護「しっかりルールに則って戦った」
プロボクシング亀田3兄弟の長男・興毅(27)が5日未明、自身のブログを更新。3日に行われた「亀田祭り」で、IBF世界スーパーフライ級王者の次兄・大毅(24)が判定負けながら防衛となった試合への思いを書き込んだ。
対戦相手の前WBA世界スーパーフライ級王者のリボリオ・ソリス(31=ベネズエラ)が減量に失敗し、試合前に同王座を剥奪される異常事態。興毅は、大毅が試合に敗れながらも王座陥落とならなかったことに「結論から言うと、IBFのルールでは、この試合にはベルトはかけない。だからこの試合の勝敗に関係なく、IBFのベルトの移動はない」とし「プロボクシングの世界戦では世界的に、チャンピオンが計量をクリアして、挑戦者がクリアできない場合、王座は移動しないのは常識的なルール」とつづった。
実際、海外の世界的に有名なボクシング情報サイト「NntiFight」でもそのように報道されていたと主張している。
「IBF王者の大毅は判定で負けたけど、WBAチャンピオンやった対戦相手は前日に1・44キロの計量オーバーを犯しIBFルールの試合当日計量も拒否した。1・4キロの体重差は一階級の体重差とほぼ同じ。当然、IBFルールに従えない対戦相手には、IBF王座に挑む権利はない。IBFから相手陣営に指令されていた、試合当日18時の計量も2・4キロオーバー。これはプロボクサーとして失格」
ボクサーにとって“もうひとつの戦い”でもある減量。その自分自身との闘いに敗れた対戦相手の“無責任”ぶりに苦言を呈した。
さらに「大毅はIBFのベルトを返上するべき、みたいなふうになってるけど、なんで返上せなあかんのかな。負けたら返上せなあかんルールがあるのか。大毅本人、選手ってのは、勝つことしか考えてないし、負ける事なんか考えて戦うボクサーなんかおらん」とし「しっかりルールに則(のっと)って戦った大毅には、何一つ責められる事はない」としている。
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