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高山 地元リングで判定初防衛、自ら「完璧なアウトボクシング」

[ 2013年12月3日 20:25 ]

初防衛を果たし、日の丸を手に喜ぶ高山

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ ○王者・高山勝成 判定 同級6位ビルヒリオ・シルバノ●

(12月3日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 待ちに待った約4年5カ月ぶりの国内復帰戦。地元大阪のリングに立った高山は、ジャッジの1人がフルマークを付けるほどの大差の判定勝ちで初防衛を飾った。「ただいま大阪に帰ってまいりました」とリング上で観客に呼びかけ、喜びをかみしめた。

 華麗な足さばきでシルバノを惑わし、1回にいきなり右フックでぐらつかせた。多彩な連打に落ちない体力で圧倒。終盤には拳をぐるぐる回すなど相手を挑発していらつかせた。KOすることはできなかったが、高度な技術に駆け引きの巧みさも見せ「完璧なアウトボクシング」と誇った。

 2009年に日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を出してIBFなど当時JBC未公認のタイトルに挑戦するため、今春まで海外で闘った猛者は成長した姿を見せた。日本初の3団体制覇経験者は「(WBO王座奪取での)4団体制覇や他団体統一戦へ突き進みたい」とビッグマッチを見据えた。

 ▼ビルヒリオ・シルバノの話 高山は速くて経験豊富。ダメージは少ししか受けなかったが、右ストレートが強くて賢いファイターだった。

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2013年12月3日のニュース