粟生　１Ｒ瞬殺ＫＯ！「倒せるパンチ」でドヤ顔

第１Ｒ、左の強打でロメリをＫＯする粟生

１０回戦 ○粟生隆寛　ＫＯ１回３分３秒　エドガー・ロメリ●

（11月10日 東京・両国国技館）
　元２階級制覇王者・粟生隆寛（２９＝帝拳）が再起２戦目でもＫＯ勝ちした。

　初回にボディーで相手を止め、左ストレートでダウンを奪い、フィニッシュは右フック。「最初のボディーで相手の心が折れたでしょ」。場内の大型ビジョンでＫＯシーンを確認すると、リング上でドヤ顔を見せた。

　日本での試合はＷＢＣ世界スーパーフェザー級王座から陥落した昨年１０月以来。７月の米国での再起戦は２回ＫＯで「ファンのハードルが上がってるかなとプレッシャーはあったけど、効かせるのではなく倒せるパンチを打てるようになった」と胸を張った。この日戦ったライト級で３階級制覇を狙う方針で、「ライト級なら前日計量後にしっかり食べて体重を戻せる。動けるエネルギーになるのは大きい。（世界挑戦の）チャンスをもらえるように練習からアピールしたい」と意気込んだ。