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山中 V5へ“吉兆”忘れ物に苦笑「これで行ける」

[ 2013年10月23日 06:00 ]

スパーリングを終えたWBC世界バンタム級王者の山中慎介

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 山中慎介VSアルベルト・ゲバラ

(11月10日 東京・両国国技館)
 5度目の防衛戦を控えるWBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)が試合を想定した12ラウンドのスパーリングを行った。

 今回は防衛戦で初めて右構えとの対戦。その対応が課題となっているが右構えのフィリピン人パートナー相手にサウスポーの山中は持ち味の左の強打を連発。左構えの相手が続いて「かぶせ気味になっていた」左ストレートは、大和心トレーナーによると「軌道が良くなった。真っすぐ打ち抜けている。今までで一番いい」とパワーアップしているという。山中も「走っている感じだった」と手応え十分。さらに「調子がいいと自然に出る」とワン・ツーから3、4連発の強烈なコンビネーションにもつながっている。

 この日は練習に30分遅刻した。ジムへ向かう途中の電車の乗り換えで、イタリア高級ブランドの財布などが入ったカバンを網棚に乗せたまま、降車した。忘れたことに気づいて駅員に調べてもらった際は見つからなかったものの、終点で折り返してきた電車内で奇跡的に発見。前回の防衛戦の前にも電車内で忘れ物をして、その後見つかっており「これで次も行けると思う」と照れ笑い。4戦連続のKO防衛へ向けた吉兆と受け取っていた。

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2013年10月23日のニュース