しずちゃん トレーナー最期みとった「まだ信じられない」

[ 2013年7月24日 06:00 ]

全日本女子選手権で優勝後、梅津トレーナー(右)に頭をなでられ、笑顔を見せるしずちゃん

 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんことアマチュアボクシング女子の山崎静代(34)をトレーナーとして指導した梅津正彦(うめつ・まさひこ)さんが23日午前1時、悪性黒色腫のため東京都中央区の病院で死去した。44歳。山形県酒田市出身。

 梅津さんは昨年2月に悪性の皮膚がん「メラノーマ」と宣告され、今年2月に「末期がん」であることを公表した。抗がん剤治療などで入退院を繰り返し、今月10日には都内の病院に再入院。関係者によると、梅津さんは入院後、意識がもうろうとした状態が続いていたが、22日午後7時半ごろに、しずちゃんが見舞いに訪れた際、一時的に回復。笑顔で「(来るのが)遅いよ」とつぶやいたという。その後再び容体が悪化し、家族やしずちゃんに見守られる中、眠るように息を引き取った。しずちゃんは周囲に「待っててくれたのかな。まだ信じられない」と話すなど、ショックを受けているという。

 2人は08年のNHKドラマ「乙女のパンチ」で、ボクシングの演技指導をきっかけに知り合った。ロンドン五輪での女子ボクシングの正式種目採用が決定した09年8月から、二人三脚でトレーニングに励んできた。昨年9月には、しずちゃんは回復を祈って梅津さんを描いた画をプレゼント。A4サイズのキャンバスに描いた油絵で、裏側には16年開催のリオデジャネイロ五輪を見据え「一緒にリオ五輪を目指しましょう」とメッセージを添えたが、願いは届かなかった。

続きを表示

この記事のフォト

「ボクシング」特集記事

「木村花」特集記事

2013年7月24日のニュース