井上　３連続ＫＯ勝ちで日本ランク１位！最速世界獲りへ追い風

日本ランキング１位となり、１番ポーズを見せる井上

　日本ボクシングコミッションのランキング委員会が２４日に行われ、昨年１０月のプロデビューから３連続ＫＯ勝利の井上尚弥（２０＝大橋）が、５月のランキングで日本ライトフライ級６位から１位になることが決まった。井上は次戦で日本王者の田口良一（ワタナベ）に挑戦することが決定的となった。

　田口の次戦は指名試合で、挑戦の優先順位が高かったＷＢＡ１３位の角谷淳志（金沢）が辞退する意向。そのため、井上に挑戦の権利が回ってきた。横浜市内で練習中に朗報を聞いた井上は「テンポよく、意外と早くここまできたかな」と笑顔で語った。右拳を痛めており、試合は８月以降になることが濃厚だ。

　４戦目で日本王座獲得となれば、辰吉丈一郎らに並ぶ最速タイ記録。さらに前哨戦を挟んで６戦目で世界挑戦すれば、井岡一翔の７戦目を超える日本人最速世界王座奪取の期待も高まる。「（最速世界王者は）目標の一つとして頭の隅っこにある。まずは次の試合。挑戦者らしく倒しにいきたい」と意欲を高めていた。