山中「選ばれて光栄」２度目防衛戦が“世界１０傑”入り

テレビ番組の収録に臨んだ山中

　プロボクシングのＷＢＣ世界バンタム級王者・山中慎介（３０＝帝拳）の２度目の防衛戦（１１月３日、仙台）がＷＯＷＯＷの視聴者らによって選ばれる「１２年ベストマッチランキング」でベスト１０入りした。順位は２４日に発表される。

　この日都内で行われた同局の番組収録に出演した山中は「いい試合がたくさんあった中で選ばれて光栄です」と笑顔で話した。

　試合は元世界王者トマス・ロハスに左ストレートなど５連打を浴びせ、相手が前のめりに倒れる衝撃の７回ＫＯ勝ち。同局が中継した全世界１２０試合以上の中でもそのＫＯ劇は際立っていた。

　２２日は自身の王座への挑戦者決定戦（神戸市）を視察予定。「他のベルトを獲って統一したい。（ジムの先輩の）西岡さんを追い越せるように頑張る」と１１月に引退した前ＷＢＣ世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃氏が果たせなかった王座統一を誓った。