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村田8強!44年ぶりメダルに追い風!

[ 2012年8月4日 06:00 ]

男子ミドル級2回戦でアルジェリア選手(左)を攻める村田諒太

ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級2回戦 村田諒太○判定●ラフー(アルジェリア)

(8月2日)
 男子ミドル級で第2シードの村田諒太(26=東洋大職)は初戦の2回戦で圧勝し準々決勝に進んだ。アマチュアのアフリカ王者を相手に初回からボディーを叩き込み優位に立った。2回にローブローで減点を食らい「海外選手はボディーを打つとすぐアピールする。やりにくかった」と言いながら最終回も攻撃の手を緩めず21―12の圧勝。「きょうは勝つことが大事だった」と表情を崩した。

 試合後はスタンドの佳子夫人(30)から日本で待つ長男・晴道くん(1)の様子を聞いて「試合前には(ロンドン市内で発生した)ドコモの電波障害で連絡が取れなかったんで」と笑わせる余裕もあった。

 昨年の世界選手権決勝で村田を下した第1シードのフイトロフ(ウクライナ)は2回戦で地元・英国選手に判定負け。日本勢としては68年メキシコ五輪のバンタム級で銅メダルを獲得した森岡栄治以来、44年ぶりのメダル獲得に追い風だ。

 それでも「反対のヤマ(トーナメント)なんで。一つ一つ勝ち進むだけ」と語気を強めた26歳は「2戦目の方が動きは良くなる。(対戦予定の)トルコ選手はロングレンジが得意なので、いつも通り中に入って打ち込みたい」と気合を込めた。

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2012年8月4日のニュース