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村田、世界王者のエール受け仕上がり「バッチリ」

[ 2012年7月14日 06:00 ]

WBC世界バンタム級王者の山中(右)から激励される村田

 ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級代表の村田諒太(26=東洋大職)ら日本代表4選手が13日、東京・神楽坂の帝拳ジムで行ってきたプロ選手とのスパーリングを打ち上げた。

 4日間でそれぞれ計12回のスパーリングを終え、本博国監督(42)は「アマチュアに練習相手がいない中、いろんなタイプの(仮想)外国人選手への適応能力がついた」と成果を話した。昨年の世界選手権銀メダルの村田も「いい内容だった。バッチリ仕上がっている」と話した。

 南京都高の先輩で、帝拳のWBC世界バンタム級王者・山中慎介(29)からも激励された。同校初の世界王者の山中は「プロで自分が最高のベルトを獲った。村田はアマ最高のメダルを獲ってほしい。2人で(前ボクシング部監督の)武元先生の墓前に報告したい」と10年2月に急死した恩師への思いを話した。

 村田も「メダルを獲れば武元先生への恩返しにもなる」と話す。プロへ進んだ先輩の思いとともに、44年ぶりのボクシング競技のメダルを期待される村田が、最終調整に入った。

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2012年7月14日のニュース