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統一戦は“井岡VS大橋”両会長の「代理戦争」

[ 2012年6月21日 06:00 ]

ミニマム級王座統一戦を終え、健闘をたたえ合う井岡ジムの井岡弘樹会長(右)と大橋ジムの大橋秀行会長

WBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦12回戦 WBC王者・井岡一翔 判定 WBA王者・八重樫東

(6月20日 ボディメーカーコロシアム=大阪府立体育館)
 井岡の叔父にあたる井岡弘樹会長(43)は、八重樫陣営の大橋秀行会長(47)とともに80年代後半から90年代前半にかけて、世界王者として日本ボクシング界を支えた。2人は好敵手と言われ、当時は対戦も期待されたが、実現には至らなかった。それから10数年。弟子同士の統一戦は大橋会長の「代理戦争です」の一言がきっかけで実現した。

 この日、井岡会長は判定結果を聞くと一翔の手を取り高々と上げ、統一王者の誕生をアピールした。代理戦争には決着がついたが、敗れた大橋会長は第2ラウンドの開戦を宣言。「“井岡”の名前をリングで聞くと不思議な感じがした。永遠のライバルになるんじゃないですか。これからは世界王者の数で争っていく」と目を輝かせた。

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2012年6月21日のニュース