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激闘から18年…辰吉&薬師寺、統一戦で“共演”へ

[ 2012年6月2日 06:00 ]

94年12月のWBC世界バンタム級王座統一戦で、死闘を繰り広げた辰吉(右)と薬師寺

WBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦 WBA王者・八重樫東 VS WBC王者・井岡一翔

(6月20日 ボディメーカーコロシアム)
 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(42)と元WBC世界同級王者・薬師寺保栄氏(43)が20日のWBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦でゲスト解説を務めることが1日、分かった。94年12月のWBC世界バンタム級王座統一戦で、歴史に残る死闘を繰り広げた伝説の2人がビッグマッチに花を添える。

 あの激闘から18年。ついに2人が公の場で顔を合わせる。きっかけは辰吉の「統一戦を会場で見たい」という言葉だった。その情報を得たTBSは2人に出演を依頼。薬師寺氏は「放送が辰吉寄りにならなければ」とプライドをのぞかせるなど、いまだに因縁は残っているが、世紀の一戦を前にオファーを断る理由はなかった。

 井岡が7戦目で王座を獲得した11年2月の世界戦で、辰吉はTBSからの出演依頼を断っていた。それは8戦目で世界王者となった自身の日本最速記録が破られる可能性があったから。今回は満を持しての出演となる。

 “薬辰”の登場でさらにボルテージが高まってきた統一戦。八重樫は「光栄です。良い試合だと思っていただけるように頑張ります」と伝説の2人を迎える準備は出来上がっている。

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2012年6月2日のニュース