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魔裟斗 覚悟のエグゼクティブプロデューサー就任「K-1を変える」

[ 2012年5月16日 17:26 ]

K-1再建を誓った魔裟斗

 元K-1MAX世界王者の魔裟斗(33)が16日、都内でK-1エグゼクティブプロデューサーへの就任発表記者会見を行った。

 今年2月にK-1の権利・運営が「K-1Global HolgingsLimited」に移行し、7日には運営会社のFEGが東京地裁から破産手続き開始決定を受けるなど、人気低迷が続く中での就任。魔裟斗自身も「中学生から見ていたK-1。いつかあのリングに立ちたいというのが夢だった。そしてMAXで世界王者になった。その時、魔裟斗を見た子どもたちの夢をつないでいきたい」と就任へのきっかけを話した。

 「ファイターのことは誰よりもわかっている。K-1は生まれ変わります」と高らかに宣言。「(この役職は)片手間ではできない」と発展に尽力すると誓った。

 今後、魔裟斗自身は国内外問わず選手の発掘やマッチメイクを中心に行なっていくという。「キックボクシングの大会などにも自分で足を運んで、自分の目でみたい」とタレント育成のためのスカウティングを積極的に行うと話した。

 2009年の大晦日に引退。魔裟斗はかつて、“K-1がバカにされている=俺がバカにされている”と言い放った。今回も「格闘技界がナメられているのは嫌だ。そういう状況を俺は変える」と力強く発言。「Kー1の名前がなくなれば俺の名前もなくなる」と覚悟を決めた男の目は、リング上のそれよりも鋭かった。

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2012年5月16日のニュース