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興毅KOで釜石市からの“強力援軍”と記念撮影や

[ 2012年4月3日 06:00 ]

チャンピオンベルトを前に抱負を語る亀田興毅

WBA世界バンタム級タイトルマッチ 亀田興毅―ノルディー・マナカネ

(4月4日 横浜アリーナ)
 ダブル世界戦の調印式が2日、都内で行われた。この日、亀田興毅(25=亀田)が今年1月に訪問した被災地・岩手県釜石市の子供たちが試合当日に応援に駆け付けてくれることが決定。興毅は減量もスムーズに消化しており、最高のコンディションを維持。序盤のKO勝利と、リング上で被災者と記念撮影をすることを宣言した。

 王者の気持ちを奮い立たせる援軍が駆けつける。亀田興毅は今年1月に東日本大震災で被災した岩手県釜石市の仮設住宅を慰問。そこで一緒にミット打ちを行った子供たちが横浜アリーナに応援に駆け付けることが決まった。興毅は被災したボクシング部に用具などを贈るため、今年の試合で3兄弟がダウンを奪うごとに10万円を積み立てる「亀田KO基金」を設立。「あの子たちが来てくれる。25人ぐらい。みんなの見てる前で10回ぐらい倒したろ。そしたら100万円や」と声を弾ませた。

 KOする準備は整った。3度のダウンを奪いKOした12月のV3戦では時間をかけて体重を落とすメニューから短期集中の減量法に変えて効果を発揮。「減量ありきの練習」だった以前に比べ「追い込んだ練習」のできる減量が好調の要因となっている。

 「中盤でKO。なるべく早く倒したい」。KO決着した際には、被災地からの応援団をリングに上げて記念撮影をするプランを描いている。

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2012年4月3日のニュース