×

八重樫 戦術駆使を公言「打ち合いが全てじゃない」

[ 2011年10月23日 15:45 ]

WBA世界ミニマム級戦の計量を終え、ポーズをとる挑戦者の八重樫東(右)と王者のポンサワン・ポープラムック

 世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級タイトルマッチ(24日・後楽園ホール)の調印式と記者会見が23日、東京都内で行われ、4年ぶり2度目の世界挑戦となる同級4位の八重樫東(大橋)は「自分のボクシングを貫くだけ。打ち合いが全てじゃない。戦術を踏まえた楽しい試合を見せたい」と、持ち味の速さを生かした闘いでの王座奪取へ意気込んだ。

 初の防衛戦に臨むチャンピオンのポンサワン・ポープラムック(タイ)はムエタイ経験が豊富なファイター。「私のパンチの強さを皆さんにお見せしたい。(八重樫に)逃げられた場合の追う展開も準備している」と話し、KO勝利を宣言した。

 28歳の八重樫は4年前の世界戦であごを骨折して判定負け。33歳の王者に「もう一度骨折させて病院送りにしてやる」と挑発されたが、八重樫は「僕はパンチをもらわないし、けんかをする気はない」と冷静に受け流した。

 計量では両選手ともリミットを0・1キロ下回る、47・5キロで1回でパスした。

続きを表示

2011年10月23日のニュース