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KO決着は必至!?興毅セコンドにモンティエル氏

[ 2011年5月7日 06:00 ]

亀田興毅は挑戦者・ディアスの前で少年誌を破くパフォーマンスを見せる

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

(5月7日 大阪府立体育会館)
 7日に初防衛戦を迎える亀田3兄弟の長男・興毅のセコンドに元3階級制覇王者フェルナンド・モンティエル(32=メキシコ)を育てた兄でトレーナーのエドアルド・モンティエル氏(35)が就くことになった。強力な味方を得た興毅は、故郷・大阪で初の世界戦KO勝利を目指す。6日に行われた計量は、興毅がリミットの53・5キロ、ディアスはリミットを400グラム下回る53・1キロでパスした。

 大阪で迎える初の世界戦で、興毅が心強い味方を得た。セコンドに加わるエドアルド氏は昨年4月、長谷川穂積(30=真正)を破った元3階級制覇王者フェルナンド・モンティエルの実兄。亀田家と同様にボクシング一家のモンティエル家は、家族全員で三男フェルナンドをラスベガスのメーンイベンターへと成長させた。KO率69%を誇る弟を育てたエルアルド氏は、いわば“KO請負人”。世界戦初のKO勝利を狙う興毅にとって、最高のパートナーとなる。

 交流が始まったのは08年7月。メキシコでの試合に向けてモンティエルのジムで合宿を敢行したのがきっかけだった。その後もメキシコを主戦場とする和毅がモンティエルのスパーリングパートナーを務めるなどパイプはつながっていた。今回は「世界戦の経験が豊富」ということから亀田側がオファー。「ぜひ行きたい」と快諾してもらい、来日が実現した。メキシコ出身のエドアルド氏は同じ中米出身の挑戦者・ディアスについて「いい選手。パンチもそこそこある」と警戒。ゴングまでに入念に対策を練る構えだ。

 興毅は計量後、久々に雑誌を真っ二つに裂いてみせた。偶然にも、その表紙には“決戦ゴング”の文字があった。強い味方の後押しを受ける“浪速の闘拳”が、KO勝利だけを信じて決戦の舞台に上がる。

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2011年5月7日のニュース