王者西岡「絶対に仕留める」

６度目の防衛戦に向け調整する、ＷＢＣ世界スーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃

　世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）スーパーバンタム級チャンピオンで３４歳の西岡利晃（帝拳）が１日、東京都内の帝拳ジムで６度目の防衛戦（８日・神戸ワールド記念ホール）に向けた練習を公開して「コンディションは最高。ＫＯを狙ってはいないけど、チャンスがあったら絶対に仕留める」と自信を漂わせた。

　挑戦者のマウリシオ・ムニョス（アルゼンチン）について「ちょっとラフに（前へ）出てくる。身長が高くてリーチがある」と分析。３ラウンドのスパーリングでは右のジャブと、踏み込んでからの左ストレートなどの感触を入念に確かめた。

　今回の防衛戦は、東日本大震災の影響で会場が東京・両国国技館から変更され、復興支援慈善試合となった。兵庫県加古川市出身の西岡は「（関西での試合は）本当に久々でわくわくする。ファンの皆さんに勇気や元気を与えるような試合にしたい」と意気込んだ。