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母はチリ出身 日本王者が鉱山作業員へ義援金

[ 2010年10月13日 11:56 ]

パトリシオ・トレス駐日チリ大使(左)に義援金を渡す、日本ウエルター級王者の加藤壮次郎選手。右は協栄ジムの金平桂一郎会長

 チリ人の母と日本人の父をもつボクシングの日本ウエルター級チャンピオン、加藤壮次郎(33)=協栄=が13日、東京都港区の在日チリ大使館に赴き、チリ鉱山落盤事故の作業員や家族に対する義援金を寄付した。

 加藤は母のパトリシアさんがチリ出身。事故の様子を気にしながら先月22日のタイトルマッチに臨み、王座を獲得した。この日はファイトマネーの一部にジムや後援会関係者の募金を合わせて贈呈し「自分ができる範囲のことをしたかった。世界のみんなの気持ちが集まれば、奇跡が起きると思う」と話した。

 パトリシオ・トレス駐日大使は「感激している。加藤選手は日本だけでなく、チリの王者だ」と謝辞を述べ、12月に行われる防衛戦の応援に駆けつける意向を示した。

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2010年10月13日のニュース