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反日の上海で暴れてやる!内藤ヒール歓迎

[ 2009年4月24日 06:00 ]

中国・上海での5度目の防衛戦が決まった王者・内藤は挑戦者・熊朝忠の写真とポーズ

 WBC世界フライ級王者・内藤大助(34=宮田)が23日、都内の宮田ジムで会見し、5月26日に中国・上海で同級14位・熊朝忠(ユウ・チョウチュウ、26=中国)と5度目の防衛戦を行うと発表した。気さくな人柄で人気者の王者だが、反日感情の根強い中国での試合とあって今回ばかりはヒール(悪役)になりそう。それでも、これまでは「国民の期待」と呼ばれ、重圧を感じながら戦ってきただけに「(ヒールは)嫌いじゃない。力みがなくなるし。敵地で思い切り暴れてやるぞ、という気持ち」と逆に歓迎し、闘争心をかき立てた。

 現地で“小型タイソン”と呼ばれて人気の熊朝忠が勝てば、中国男子では初の世界王者。約4000人収容の会場は挑戦者への声援一色になることが予想されるが、負ければ引退の決意でリングに上がる34歳に動揺はない。「逃げ腰にならず、自分の持ってる力を出すだけ」。万里の長城ならぬ“世界の壁”として立ちはだかる。

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2009年4月24日のニュース