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批判はね返した!宇野貫禄の一本勝ち

[ 2008年5月12日 06:00 ]

 DREAM3ライト級GP2回戦が11日、さいたまスーパーアリーナで行われ、推薦枠の宇野薫(33=和術慧舟会)が石田光洋(29=T―BLOOD)を2R1分39秒、裸絞めで破って4強入りした。川尻達也(30=T―BLOOD)はルイス・ブスカペ(26=ブラジル)を、エディ・アルバレス(24=米国)はヨアキム・ハンセン(28=ノルウェー)を、それぞれ判定で下して準決勝に進出した。

【試合結果


 まさに貫禄勝ちだった。HERO’S代表の宇野は1R、右ストレートとアッパーで石田の鼻を折った。2R1分39秒、素早く後ろを取ると裸絞めで一本勝ち。いつもの冷静さを捨てて喜びを爆発させ、2万1789人の観衆に両手を突き上げて雄叫びを上げた。「楽しんでできました。石田は勢いがあるが、自分は練習通りの動きができた。どんな局面でもしっかり対処できた」。主催者推薦での出場に他の選手から批判を浴びたが、リングで結果を出した。

 試合後、川尻から準決勝での対戦を要求された。「試合後で即答できなかったが検討するし、やるときはやります」と前向きだ。笹原イベントプロデューサーは「宇野―川尻はまだ分からない」と明言を避けたものの、存在感を見せた宇野がHERO’SからDREAMの主役となったのは間違いない。

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2008年5月12日のニュース