×

横浜光ジム、亀田兄弟獲得へ前向き

[ 2008年5月4日 06:00 ]

 亀田兄弟の移籍先に、世界王者2人を生んだ横浜光ジムが浮上した。所属する協栄ジムとの決別が決定的なプロボクシングの亀田興毅(21)と大毅(19)の移籍について、横浜光ジム側の関光徳会長(67)が3日「協力したい気持ちはある」と獲得に前向きな考えを口にした。

 協栄ジムの金平桂一郎会長(41)が、2日に日本ボクシングコミッション(JBC)に契約解除の意向を報告したことを受け、同会長は「積極的に獲りにいくわけではない」と前置きした上で「あれだけの選手だからね」と興味を見せた。

 スーパーフェザー、ライトの2階級で世界を制した畑山隆則、現WBA世界ミニマム級王者・新井田豊を生んだ横浜光ジムは、2月に金平会長が亀田兄弟の解雇を示唆した際も「何かあれば協力する」と協栄側に打診。亀田戦を独占中継しているTBSとも畑山戦の中継でパイプがある。

 さらに、問題となっている練習環境についても関会長は「できる限り指導していく」と話し、メキシコへ武者修行に出すことなどで解決する考えだ。長期化が懸念された移籍騒動だが、協栄側の移籍容認に続き、まず1つ、受け入れ先が現れたことで、解決に向けて流れが加速しそうだ。

続きを表示

2008年5月4日のニュース