20歳の望月慎太郎が錦織以来の日本勢2人目の4強入り「実感ない」世界215位が3試合連続の番狂わせ

[ 2023年10月20日 22:26 ]

男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン第5日 ( 2023年10月20日    東京・有明テニスの森公園 )

シングルス準々決勝でプレーする望月慎太郎=有明コロシアム
Photo By 共同

 シングルス準々決勝で世界ランキング215位の望月慎太郎(20=IMGアカデミー)が世界41位のアレクセイ・ポピリン(24=オーストラリア)に7―5、2―6、7―5で勝利した。日本勢の4強進出は18年に準優勝した錦織圭(33=ユニクロ)以来の史上2人目の快挙。準決勝はロシア出身で世界50位のアスラン・カラツェフ(30)と対戦する。

 フルセットにもつれた2時間22分の激戦を制し、望月は「とにかく体がきついです」と苦笑い。「我慢していればチャンスはいつか来ると思っていた。試合の途中に意外と人がいるなと思ってちょっと嬉しかったです」と振り返った。錦織以来の4強については「全く実感ない」と強調。12、14年大会を制した錦織以来の優勝まであと2勝に迫ったが「期待しないで下さい」と謙虚だった。

 第1セットは第1ゲームでいきなりブレークを許したが、第2ゲームでブレークバックに成功。最後は相手サーブの第12ゲームをものにした。第2セットは第1、第7ゲームをブレークされて落とした。最終第3セットは両者譲らずに迎えた第12ゲームで相手サービスゲームを突破した。

 1回戦で世界31位のトマスマルティン・エチェベリ(24=アルゼンチン)を破り、ツアー12試合目で待望の初白星。2回戦では世界10位で第1シードのテーラー・フリッツ(25=米国)にフルセットの末に競り勝ち、大番狂わせを演じた。3試合連続で格上撃破。19年11月のプロ転向後は苦しんだが、日本唯一の男子ツアー大会で覚醒しつつある。

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