退任のジョセフHCが離日「応援ありがとうございました」　リーグワン視察で年末年始の再来日も予告

母国ニュージーランドへ帰国前、日本に笑顔で別れを告げたジョセフHC
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　ラグビーW杯フランス大会を終えて退任する日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ（HC、53）が14日、成田空港から母国ニュージーランドへ帰国した。日本を率いて2度目のW杯は、1次リーグ2勝2敗で敗退。16年秋の就任から丸7年間に渡る任務を終えた。

　帰国便出発の2時間前、たった1人で空港に姿を現したジョセフHCは、苦悩や疲労を全て洗い流したかのようなスッキリした表情を浮かべつつ、「ちょっと疲れました」と7年間の重責を振り返った。11日夜にフランスから日本に戻って総括会見に臨み、その後には焼き肉店で日本代表として最後の晩さん。日本で最後の夜だった前夜には、気の置けない仲間たちと「すき焼きを食べました」と笑顔で明かした。

　日本開催だった19年W杯では史上初の8強入りに導く手腕を発揮。チームスローガンの「ONE　TEAM」は同年の流行語大賞にも選ばれた。その後は新型コロナウイルスの影響で強化が滞り、今大会では目標に到達できず。長年に渡ってサポートしてくれたファンに向けて「応援してくれて、ありがとうございました」と感謝した。

　今後は16年シーズンまでヘッドコーチを務めていたスーパーラグビーのハイランダーズに復帰し、選手獲得やコーチ陣のサポートを行うヘッド・オブ・ラグビーに就任する。11日の会見では「また日本に戻ってきたい」と話していたが、早速「12月か（来年）1月にまた来ます。リーグワンを見に来ます」と再来日の予定を明かした。