森田遥が6年ぶりの復活V！「長かった」運も味方に通算13アンダーでツアー2勝目

女子ゴルフ　スタンレー・レディースホンダ最終日 （ 2023年10月8日    静岡県・東名CC＝6590ヤード、パー72 ）

＜スタンレーレディース・最終日＞18番、優勝を決め笑顔を見せる森田（撮影・西尾　大助）
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　首位タイから出た森田遥（27＝新英ホールディングス）が2バーディー、ボギーなしの70で回り、通算13アンダーで17年8月の北海道meijiカップ以来、約6年ぶりとなるツアー通算2勝目を手にした。通算11アンダーの2位には安田祐香（22＝NEC）、同10アンダーの3位には柏原明日架（27＝富士通）と浜田茉優（28＝伊藤園）が続いた。

　短いウイニングパットを沈めた森田は「おめでと～」というギャラリーからの歓声に、満面の笑みで右手を振って応えた。実に6年2カ月ぶりにつかんだ勝利。「長かったです。単純に小学1年生から6年生（笑い）。6年かかったんですけど、毎日1ミリでも勝利に向けて準備をしてきたのは変わらないです」と実感を込めた。

　2番で手前カラーから9メートルのバーディーパットを沈めて単独トップに立つ。5番パー4では第2打をピン右3・5メートルにつけてスコアを伸ばした。運も味方につける。2打差の首位で迎えた終盤17番パー4、第1打を大きく右に曲げてあわやOBのピンチも、木に当たってフェアウエーに戻ってくるラッキーもあった。

　ツアー本格参戦2年目だった17年に初優勝し、その年の賞金ランキングは13位。しかし、19年には同52位に沈んだ。自身で手配する大会期間中のホテルは、予選落ちを前提に予約するほど苦しんだ時期もあった。それでもショットの構えから見つめ直して基礎練習を反復するなど、諦めずに努力を続けた結果だった。

　◆森田　遥（もりた・はるか）1996年（平8）7月19日生まれ、香川県高松市出身の27歳。9歳でゴルフを始め、13年に日本女子アマ優勝。米下部ツアーを経て16年から国内ツアー本格参戦し、17年の北海道meijiカップで初優勝。両親はともに中国出身の元卓球選手。1メートル64。血液型はO。