橋本大輝 男子個人総合で史上4人目の連覇「良かったぁ」日本勢では内村以来の快挙

[ 2023年10月7日 04:30 ]

体操・世界選手権第6日 ( 2023年10月5日    ベルギー・アントワープ )

体操世界選手権の男子個人総合で史上4人目の2連覇を達成し、笑顔の橋本大輝(共同)
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 男子個人総合決勝が行われ、東京五輪金メダリストの橋本大輝(22=順大)が6種目合計86.132点で史上4人目の2連覇を果たした。09~15年大会まで6連覇した内村航平以来、日本勢としては2人目の快挙で、連覇が懸かる24年パリ五輪へ弾みをつけた。初代表で予選1位の千葉健太(27=セントラルスポーツ)は83.464点で4位だった。

 最終種目の鉄棒で橋本の着地が決まる。東京五輪から3度目の世界一を決定づけ「良かったぁ」と安堵(あんど)の声が漏れた。最初の床運動で着地が乱れて出遅れたが「その後は切り替えて良い演技ができた」。ライバルたちの演技や得点を見ずに集中を高め、4種目目の跳馬で15.000点の高得点を出して流れをつかむ。平行棒でトップに立ち、鉄棒も全体1位の得点で締めくくった。

 東京五輪後、王者として君臨する日々は「心休まる日がなかった」という。今大会は過去2年、頂点を争った張博恒(中国)が不在。勝って当然の重圧を乗り越え、また一つ強くなった。「毎年自分を超えていくことが、自分に一番合っている」。史上4人目の快挙にも慢心はなかった。

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