職場いじめ、ターゲットにされたら?悪口、うわさ話の対処法も解説

[ 2023年9月19日 09:00 ]

人間関係が悪い職場。大人のいじめやウワサ話の横行などがツライ。そんなとき、どのように切り抜けるとよいでしょうか?

心理カウンセリングやメンタルトレーニングの普及活動を行う、“心の専門家”養成スクール・アイディアヒューマンサポートサービスカウンセラー監修の「「仕事辞めたい」。退職理由が“職場の人間関係”は甘えなの?【専門家が回答】」よりピックアップしてお届けします。 

職場いじめのターゲットになりやすい人とは

いかなる理由があっても、いじめる側が100%悪いです。

ですが、いじめのターゲットになりやすい原因にもし心当たりがあるようでしたら、改善をすることもいじめを回避する方法のひとつとして“アリ”だと思います。

いじめにつながりやすい理由として、自分を意見をあまり言わない、協調性に欠ける、ミスが多い、指導や意見に対して反抗的、聞き入れない、ルールを守らない、自己主張が強すぎるなどが挙げられます。

そうした課題解決に向けて、カウンセラーと一緒にコミュニケーショントレーニングを行うのも選択肢のひとつです。

職場いじめのターゲットになってしまったら? 乗り越え方は……

相手が望む反応をしない

いじめはコミュニケーション不全に陥っている状態ですが、私たちはコミュニケーションのなかで、分かっていても止められない、お互いに不快になる後味の悪いコミュニケーションを取ってしまうことがよくあります。

心理学では、ゲームコミュニケーションと言っております。

ゲームコミュニケーションが起こるのは、自分が満たされない感情を埋めるために、よくないコミュニケーションで得ようとすることです。

そういうときは、相手が欲していないコミュニケーションで返したり、反応しないようにすることが一番です。

自分が心地いいと感じるセルフケアで、心身のダメージを回復させる

そして、まずはダメージを受けていますので、セルフケアをしっかり行ってください。

お風呂にゆっくり入って体の緊張を緩めてあげたり、緑の多い所に行って自然に触れたり、美味しいものを食べたりなど、自分の心と身体がよろこぶことを意図的に取り入れて、回復をしてください。

社内の相談窓口を利用する

また企業は、ハラスメント防止の義務がありますので、社内の担当窓口や上席者に相談をするのもよいでしょう。

悪口大会が始まった! 巻き込まれないようにするには

可能な限り、その手の会話には入らない、関わらないようにするのが良いと思います。

自分がいるときにその話題がでたら、なにか用事を作ってその場を離れる、それができない場合は、とにかく聞くだけにとどめ、意見を求められても答えないようにしましょう。

「そうなんですね、●●さんはそう思っているのですね」と、ただうなずくだけで、同調しすぎないようにしましょう。相手は自分の話を聴いてくれただけで、むしろ好意的に感じてくれると思います。

これは、心理カウンセラーが使う、話の聴き方のテクニックのひとつです。

うわさ話への対処法も同じ!

聴くことに徹しましょう。

「私もそう思う」とか、「それってひどいよね」など、同感や同調をすると、その場では仲間意識ができたように感じますが、あとであなたのことを「●●さんがこんなことを言っていたよ」などと言い、悪者扱いをされてしまうリスクがあります。「よくわからない」という風に距離をおきましょう。

※本記事はMELOSで公開された記事『「仕事辞めたい」。退職理由が“職場の人間関係”は甘えなの?【専門家が回答】』の一部を再編集したものです。

<Text:編集部>

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