五輪スイマーが水連批判 五十嵐千尋「アスリートファーストではなくなってしまった」

[ 2023年8月9日 04:45 ]

五十嵐千尋
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 競泳日本代表が世界選手権でメダル2個と惨敗したことを受け、複数の選手が日本水連を批判する事態に陥った。2大会連続五輪出場中の五十嵐千尋(28=T&G)は8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「日水連がアスリートファーストではなくなってしまった」とし「選手が不満を持っていれば結果を出せるはずがない」と訴えた。

 ベテラン塩浦慎理(31=イトマン東進)はXで、横山貴ヘッドコーチ(43)の「満員の観客や歓声に圧倒されてしまった」との大会総括を疑問視し「声援は本当に最高でした。ヘッドコーチのコメントがこれではがっかり」と失望感を表明。出場を希望する10月の国際大会に関して連盟から十分な情報提供がないと明かし「半年後にある五輪選考会までの強化スケジュールの見通しも立ちません」とつづった。

 9~10月に開かれるアジア大会(中国)で、日本選手団入りが決まっていた平井伯昌コーチ(60)が参加辞退の意向を連盟に伝えたことも判明。強化方針などに関する意見の相違が理由とみられる。連盟は選手やスタッフを集めた会合を近く開催する方針。混乱が続けばパリ五輪も惨敗は避けられない。

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