幕下で2番後取り直し 夢道鵬「我慢の相撲だった」5分超の死闘制して2連勝

[ 2023年5月16日 14:33 ]

大相撲夏場所3日目 ( 2023年5月16日    東京・両国国技館 )

 幕下以下の取組で、長内(24=高砂部屋)―夢道鵬(21=大嶽部屋)戦で2番後取り直しとなる珍事があった。

 最初の取組が5分を超える熱戦となったため、行司が止め再戦に。2番碁取り直しとなった一番は、右四つで左上手を引いた夢道鵬が今度は早い攻めで寄り倒して制した。

 元横綱・大鵬の孫で幕内・王鵬(22=大嶽部屋)の弟の幕下・夢道鵬は「うれしいです。よかった」と大粒の汗を拭った。「我慢の相撲だった」という最初の取組の反省を生かし、自身初の2番後取り直しでは「相手も疲れているだろうし、せっかくもう一番取れるんだから前に出ようと思った」と振り返った。

 敗れた長内は、一昨年の九州場所でも2番後取り直しを経験するなど長い相撲になることが多い。初日の家の島戦でも3分を超える大熱戦を演じており、この日はよほど疲れたのか取組後の取材に応じることはできなかった。

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2023年5月16日のニュース