朝乃山　軍配差し違えの末、初日から3連勝も反省「勝つとは思ってなかった。相撲内容は全然ダメです」

＜大相撲夏場所・3日目＞琴恵光（中央）を寄り切りで下す朝乃山（撮影・藤山　由理）
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　9場所ぶりの幕内復帰を果たした元大関の朝乃山（29＝高砂部屋）が夏場所3日目に琴恵光(31＝佐渡ケ嶽部屋)と対戦。鋭い立ち合いで土俵際まで追い込むも、その後もつれ、行事の軍配は琴恵光に上がった。しかし物言いがついた結果、差し違えで3連勝を飾った。

　2日目、妙義龍(36＝境川部屋)との対戦では盤石の内容で寄り切り連勝を飾ったが、この日は納得のいかない表情。「押し込んでいったのはいいけど上体が高く上手も取れないまま右差して出ていくのは自分の悪い相撲。取り直しか負けだと思ってたので、勝つとは思ってなかった。相撲内容は全然ダメです。勉強不足ですね」と反省しきりだ。

　それでも初日から3連勝と、9場所ぶりの幕内で順調なスタートを切った。「連勝とかあまり気にせず一日一番って気持ちでいい緊張感の中で相撲取れてますので、明日もしっかり準備していきたいです」と次戦へ気持ちを切り替えていた。