橋本壮市が世界ランク1位を撃破し3回戦へ　柔道世界選手権

柔道世界選手権第3日 （ 2023年5月9日    カタール・ドーハ ）

男子73キロ級2回戦　ジョージア選手（下）を攻める橋本壮市（共同）
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　男子73キロ級で6年ぶり2度目の制覇を目指す橋本壮市（パーク24）が、2回戦で世界ランキング1位で東京五輪銀メダルのラシャ・シャブダトゥアシビリ（ジョージア）と対戦。中盤に足車で奪った技ありのポイントを守り抜き、優勢勝ちして3回戦進出を決めた。

　個人戦としては5度目の出場となった橋本は、初めてのノーシードで出場。6日の組み合わせ抽選会で1回戦の後、優勝筆頭候補と対戦する厳しい組み合わせとなっていた。そのため、大会に向けては「どの選手と当たってもいいような準備をしてきた」と話し、決戦の地に乗り込んでいた。1回戦はモロッコ選手を攻め立て、指導3を引き出し圧倒。2回戦へとつなげた。

　男子73キロ級は五輪2連覇王者の大野将平（旭化成）が競技の第一線から退き、パリ五輪を目指さないことを明らかにしている。同学年で打倒大野に長年執念を燃やしてきた橋本にとっては負けられない舞台で、2度目の頂点へ上々のスタートを切った。