橋本大輝が金メダル「自分自身をコントロールできた」 谷川航も銅で日本人ダブル表彰台

[ 2022年11月5日 07:03 ]

体操の世界選手権男子個人総合で初優勝を飾った橋本大輝(AP)
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 体操の世界選手権第7日は4日(日本時間5日)、英リバプールで男子個人総合決勝が行われ、東京五輪金メダリストの橋本大輝(20=順大)は6種目合計87・198点で初優勝を飾った。予選を1位突破した谷川航(26=セントラルスポーツ)は85・231点で銅メダルと日本勢2人が表彰台に上がった。

 橋本は現地での事前合宿で両手首を痛め、金メダルを目指した団体総合では予選のあん馬、決勝の鉄棒で落下するなど本領を発揮できず、目標としていた金メダルには届かなかった。気持ちを切り替えて臨んだ個人総合決勝では全6種目で抜群の安定感を発揮。トップで迎えた最終種目の鉄棒ではF難度の離れ技「リューキン」を回避したが、こだわり続けた着地をピタリと決めた。橋本は「きょうは得点とかはこだわらず、準備してきたことを1つ1つに丁寧にやった。調子も良く、自分自身をコントロールできたかなと思います」と話した。

 日本人選手の世界選手権個人総合での優勝は15年大会の内村航平以来で5人目(通算10回目)で、五輪と五輪と世界選手権の両大会での金メダル獲得は内村に続いて2人目。また、日本勢のダブル表彰台は内村が金、田中佑典が銅メダルを獲得した14年大会以来の快挙となった。

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