沙羅 笑顔戻った今季初優勝 「まさか」のノーマルヒル6連覇

[ 2022年10月22日 04:09 ]

1回目88・5メートルを飛んだ高梨(撮影・武田 政樹)
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 ノルディックスキー◇全日本選手権ジャンプ第1日◇ 長野・白馬ジャンプ競技場でノーマルヒル(ヒルサイズ=HS98メートル)が行われた。女子は高梨沙羅(クラレ)が88・5メートル、89メートルをマークし合計212・9点で6連覇。今季初優勝を飾った。男子は二階堂蓮(日本ビール)が255・9点で制し、北京冬季五輪金メダルの小林陵侑は2位、50歳の葛西紀明(ともに土屋ホーム)は40位だった。

 高梨に笑顔が戻った。1回目88・5メートルで首位に立つと、最後に登場した2回目も89メートルを飛んで今季初優勝。「まさか優勝できるとは。穏やかでいい時間を過ごせたのが結果につながってくれた。(空中で)左のスキー板が落ちてバランスを崩したのは反省点だが、ジャンプの方向性が見え、次につながる」と笑みを浮かべた。

 2月の北京五輪では個人4位。混合団体はスーツの規定違反で失格となり、涙を流した。6月には現役続行を表明し以降の試合では優勝に届かなかったが、ようやく表彰台の真ん中に立った。あす23日はラージヒル。29日にはUHB杯、30日にNHK杯(ともに札幌)の出場を予定しており、11月5日のW杯開幕戦(ポーランド・ビスワ)への準備を進める。

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2022年10月22日のニュース