久常涼がトップ10入りを逃し悔し涙「頭が真っ白になった」来月は欧州ツアー最終QTに参戦

[ 2022年10月16日 17:41 ]

米男子ゴルフツアー  ZOZOチャンピオンシップ最終日 ( 2022年10月16日    千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード・パー70 )

<ZOZOチャンピオンシップ・最終日>18番、セカンドショットを放つ久常涼(撮影・西尾 大助)
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 8位で出た久常涼(SBSホールディングス)は最終18番で痛恨のボギーを叩くなど2バーディー、2ボギーの70で回り通算9アンダーの12位。トップ10入りを逃し、ホールアウト後は悔し涙を流した。中島啓太(22=フリー)も同じく通算9アンダーで12位、松山英樹(30=LEXUS)は通算3アンダーの40位で大会連覇を逃した。キーガン・ブラッドリー(36=米国)が通算15アンダーでツアー5勝目を飾った。

 久常の目から悔し涙がこぼれた。最終18番パー5。ラフから残り58ヤードの3打目で痛恨のミスを犯す。「打つ前に頭が真っ白になった。プレッシャーですかね。グリーンも小さく見えた」。番手を迷った末、60度ウエッジを握るも手前のバンカーにショート。最後は3メートル残したパーパットもカップに蹴られた。

 あと「1打」で今後の道は大きく変わったはずだった。トップ10に入れば、24日開幕のバミューダ選手権出場権も得られた。「それもなくなっちゃいました。大きいですね。また一から頑張ります」と話した。賞金もこの1打で約1100万円の差。4日間を通じ、米ツアーでも「ショットの精度は戦えていた」と手応えは得たが、1打差の代償は小さくなかった。

 来月初めにはアジアツアーでモロッコを転戦し、欧州ツアーの最終予選会に出場する予定。「この経験をいい経験で終わらせたくない。来年、笑って話せるくらいに頑張っていきたい」。まだ20歳。1打の重みと決して小さくない自信を手にコースを後にした。

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2022年10月16日のニュース