【羽生結弦さん、語る 公開練習(3)】4回転半「できればプログラムの中で跳ぶ機会があったら」

[ 2022年8月10日 18:27 ]

<羽生結弦さんSharePractice>練習に臨む羽生結弦さん(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌で五輪連覇を達成し、プロ転向した羽生結弦さん(27)が10日、仙台市のアイスリンク仙台で公開練習「SharePractice」を行った。練習の様子は、公式YouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」でライブ配信。スケート人生の第2章が始まった。練習後の一問一答は以下の通り。

 ――今後の方針は決まってるのか。4Aはプログラムの中で見せてくれる?

 「はい、えっと、えっとー、まずえっとー、なんだっけ。今後の予定か。今後の予定なんですけど、ある程度年内の方がめどが立ってきました。実際にえー、年内でこれをやりたいな、あれをやりたいなっていうのはえっとー、ちょっとずつ決まってはきていて。ただ、あのー、それのための練習もしています。ただ、えっと、まあ告知する時はまた改めて告知させていただこうかなっていうふうに思っているので、まだ内緒です。えへへへっ。はい。ただ、年内の活動はとりあえず今決まりそうな感じはあるので、かなりえっと、会見をやってから進み始めてるので。で、正直この公開練習のイベントのSharePracticeも会見が終わってからやっと、動き始めたところなので、正直あの、めちゃくちゃバタバタしてて、本当に大変なんですけど。まあなんとか、寝る時間を削りながらでもいろいろ頑張ってやりたいなと思うので、また楽しみにしていただけらたうれしいです。と、4Aはできればやっぱプログラムの中で跳ぶ機会があったらなぁっていうふうには思ってます。まだ、でも、そういう確率にもなってないですし、あの、正直今日もやったんですけど、やっぱりまだ頑張ってまだ全日本の頃の4回転半ぐらいにしかなってないんですよね。ただ、あの足首の方と、まあ左足の負担もかなりかかるジャンプなので、まあそういう意味ではえー、全日本の頃よりも左足も良いですし、えー、右足首もだいぶよくなってきてから、こうやって挑戦できるようになってきてるので、あの、これからまたさらに平昌オリンピックでの経験だとか、それまで培ってきた経験だとか、学んできたこととか、そういうものを生かして、えー、もっとうまくなれたらなって思います。はい」

 ――今日で北京のフリーから半年。プロとしてスタートして感覚の違いなどは?

 「はい。えっと、プロとして活動していく時に、あのやっぱり、競技とは違うなって思う点ももちろんあります。やっぱり、なんですかね。えっとー、例えばなんですけど、6分間練習をやって1本のプログラムをやって終わり、っていうわけではなくて、やっぱり、あの、なんだろ。点数をつけてもらうためだけのスケートじゃなくて、やっぱり皆さんに見ていただけるようなプログラムをやっていかなきゃいけないっていうのはもちろんありますし、それプラスアルファで僕の場合はその競技と変わらない、競技よりもさらに、あの、なんだろ、今日のSEIMEIじゃないですけど、競技よりもさらに段階を上げた、ギアを一つ上げたような演技をしていかなきゃいけないなっていうふうに思ってるので、いや、本当に今日の練習見てて思ったと思うんですけど、あのもっときついです。ふふふっ。でも、ぜひぜひ、あの、なんだろ、ほんときついんですけど、正直その新しいショーを組み立てようとしてる時も、その練習してるのも本当にきついなって思いながらやってるんですけど。でも、それでも、あのなんだろレベルを落とすことなく、最後までやり切りたいなと思うので、ぜひ、なんか新しいショーのかたちも、これからの自分自身の瞬発力的なレベルの高さも期待していただけたらうれしいです」

 ――先ほど「泣きながらカナダに行った」という話があった。12年から10年間、トロントでお世話になった先生方もプロを応援している。

 「いや、本当は早く、えー、僕が練習してたチームのもとに1回帰ってあいさつしたいなって思ってるんですけど。いやなかなかあの、先ほども言ったように、かなりいろんな企画を立てたり、まあ、YouTubeも自分で編集したり撮影したりとかしてて。本当ど素人みたいなものをつくってるんですけど。まあ僕らしくていいかなとも思ってるんですけど、そういう意味でもかなりバタバタとしてて、なかなかあいさつ行けなくて、あの、心苦しいところはあります。ただ、今日もジスランからメール来てたんですけど、あの“見てるからね”みたいな感じで、メール来てたんですけど、あの本当にあの、最後の最後までこうやってあの見届けてくれようとしてる姿勢だとか、また本当にいろんなアドバイスを遠くからでもいつも送ってくださってるので、あの、早く直接あいさつしたいですね。まあ、ジスラン、そうですね、ジスランもトレイシーもブライアンも本当に会えてない期間が凄く長いので、早く自分のコーチたちにも“ありがとうございました”と“これからもよろしくお願いいたします”と、あいさつには行きたいなとは思います。あとは、まあ、あの仙台にここを拠点にしてる奈々美先生とか、あとは総司先生もそうですし、あとえー、真実先生にも、あと、都築先生にも、あいさつ行く機会があったなぁなんて思ってるので。いや、本当にあいさつしたいので。もしかしたら、これを見てくださるかもれないですし、まあ直接行けたらいいんですけど、本当にありがとうございましたっていう気持ちを届けたいです。ふふふ。いや、本当、会いたいです」

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