北京パラ 夏経て日の丸アスリート 二「冬」流の挑戦 バイアスロン・佐藤 大ケガ乗り越え“鉄人”健在

[ 2022年3月5日 05:30 ]

本番会場で射撃練習する佐藤圭一
Photo By 共同

 バイアスロン男子立位に出場する佐藤圭一(42=セールスフォース・ジャパン)は大ケガを乗り越え、北京にたどり着いた。冬季パラは今回で4大会連続出場で、夏季16年リオ大会にはトライアスロンで出場した二刀流だ。

 昨夏の東京パラも目指していたが、20年8月の練習中に自転車で転倒し、左肩を骨折。3度も手術を行うケガの影響は大きく、自国開催の切符を逃した。その後は懸命にリハビリを重ねつつ、自らと向き合った。「自分には障がいがあって、その中で自分がやるべきことはパラリンピックで最大限の力を発揮して勇気を届けること」。東京大会に向けた努力は無駄ではない。42歳は「メダル獲得を目指していきたい」と初の表彰台を狙う。

 ◇佐藤 圭一(さとう・けいいち)1979年(昭54)7月14日生まれ、愛知県出身の42歳。先天性形成不全による左手関節部欠損。18歳だった98年長野パラリンピックの影響で競技を始めた。

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2022年3月5日のニュース