御嶽海 家族の前で13場所ぶり3度目V!大関昇進への臨時理事会招集に涙「素直に嬉しい」

[ 2022年1月23日 18:21 ]

大相撲初場所千秋楽 ( 2022年1月23日    両国国技館 )

<大相撲初場所千秋楽>臨時理事会の招集が伝えられ言葉に詰まる御嶽海(撮影・光山 貴大)
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 大相撲初場所は23日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、関脇・御嶽海が横綱・照ノ富士と結びの一番を制し、13場所ぶり3度目の優勝を決めた。優勝インタビューでは大関昇進へ向けた臨時理事会が招集されることを聞かされると、感極まった様子で目に涙を浮かべながら「なかなか経験できることではないので素直に嬉しいです」とコメントした。

 御嶽海は千秋楽で優勝を争う照ノ富士と直接対決。対戦成績は2020年11月場所から7連敗中と劣勢だったが、寄り切りで下し13勝2敗とし、13場所ぶり3度目の優勝が決定。久しぶりの賜杯を手にし「いや~やっぱ自分でも重たいなと思いました」と喜んだ。

 優勝インタビューではこの15日間を振り返り「長かったです。勝ってる時はいつも短く感じるんですけど、今場所はすごく長く感じて精神的にもつかなと思いました」と複雑な心境を吐露。それでも「重圧はありましたが、結果的にすごく楽しめました。後半の方がいい相撲をしていたのかなと思います」と手応えを語った。

 さらに大関昇進へ向けた臨時理事会が招集されるという話をインタビュアーから聞くと、感極まって言葉につまり、涙をこらえようとして右手で目頭を押さえしばらく沈黙。会場から暖かい拍手が送られると「なかなか経験できることではないので素直に嬉しいです」と必死に言葉を絞りだした。

 またこの日は家族も応援に駆け付けており「まずは両親に(優勝を)報告したいです」とコメント。最後に来場所への意気込みを聞かれ「皆さん注目して見て下さい」と答え、会場から再び大きな拍手が送られた。

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