バレー男子日本代表・高橋藍がイタリア挑戦を希望「大学在学中に海外を経験したい」

[ 2021年9月6日 11:36 ]

オンライン取材に応じたバレーボール男子日本代表の高橋藍

 バレーボール男子日本代表の高橋藍(20=日体大)が6日、オンライン取材に応じ、今後について「世界のレベルで自分も一緒に戦うためにイタリアに行くことも視野に入れている」と明かした。

 8強入りを果たした東京五輪から約1カ月。5月に国際試合デビューしたばかりの20歳は「前衛でのスパイク、世界の高さに対するスパイクの打ち方が、まだまだ経験の差があると感じた」と振り返った。

 初の大舞台を経験し、次は3年後の24年パリ五輪を見据えている。そこで、口にしたのがイタリア挑戦への思いだ。「今回、東京五輪を戦ってみて、世界の高さっていう部分で慣れるという意味で挑戦していくことがベストなのかなと考えている。学ぶことも多いと思うので、気持ちが強い」と語った。

 イタリアといえば、各国の代表クラスが集まる世界最高峰リーグの一つと称されるセリエAがある。高橋が目標としてきた石川祐希(25=ミラノ)も中大1年時の14年からプレーしてきた。高橋は具体的には決まっていることはないとしながらも「パリ(五輪)まで、あと3年しかない。大学在学中に海外を経験したいと考えているので、在学中に行くことができればベスト」と早期挑戦を希望。石川も日本選手の海外挑戦を「世界の選手をどんどん知ってほしい。(日本代表の)レベルも上がってくる」と太鼓判を押している。

 まずは12日に開幕するアジア選手権(千葉)に挑む。今大会で上位2チームに入れば、来年の世界選手権の出場が決まる。高橋は「アジアで1位にならないと世界には勝てないので、1位を目指したい」と言葉に力を込めた。

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2021年9月6日のニュース