内村航平「名場面を作っていければ」64年東京超えより21年東京新伝説

[ 2021年6月24日 14:19 ]

内村航平
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 体操男子の種目別鉄棒で東京五輪代表を決めた内村航平(ジョイカル)が24日、オンラインで取材に応じた。

 今月中旬の合宿スタート時の全体ミーティングで、水鳥寿思強化本部長からは1964年東京大会の体操の成績が代表メンバーに伝えられた。男子では団体総合、個人総合と平行棒で遠藤幸雄、つり輪で早田卓次、跳馬で山下治広が金、床運動の遠藤、個人総合、平行棒、あん馬の鶴見修治が銀とメダルを量産した。

 57年前の伝説超えを目標となる中、内村の考えは少し違った。04年アテネ五輪団体の冨田洋之の鉄棒の着地を超えるような演技を目指したキングだが、金メダルを獲った16年リオ五輪で感じたことがある。「結局、何かを超えるのは無理。自分たちで新しく作るしかない」。種目別鉄棒で挑む東京五輪。団体も含め、「僕は今のこのチームで新しい歴史に名を刻めるような演技だったり、名場面を作っていければいいんじゃないか」と話していた。

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