東京五輪チケットの再抽選対象セッション発表 陸上と野球は全て 結果発表は7月6日

[ 2021年6月23日 16:00 ]

国立競技場と五輪マーク
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は23日、五輪の観客数上限が「収容定員の50%以内、最大1万人」と定まったことを受け、上限を超えている一部セッションについてチケットの再抽選を行うと発表した。現時点での販売枚数約363万枚から再抽選で約91万枚が削減され、約272万枚となる。

 再抽選の対象となるのは陸上競技、野球、ゴルフ、サーフィンの全セッションと開閉会式、サッカーなどの一部セッションで、合計97セッション。収容人員の多い競技会場のセッションがほとんどで、組織委によるとサッカー男子決勝(8月7日、日産スタジアム)の販売数は約4万枚で、1万人まで減らすため“当選確率”は25%になるという。再抽選の結果は7月6日未明に公表され、公式販売サイトの「マイチケット」に「有効」または「無効」の表示が出る。

 ☆再抽選となるチケット

 ▽陸上競技(国立競技場)
 ・全セッション(7月30日~8月7日)

 ▽野球(福島あづま球場、横浜スタジアム)
 ・全セッション(7月28日~8月7日)

 ▽サッカー
 ・味の素スタジアムの全セッション(7月21、22日)
 ・札幌ドーム(7月22、25、28日開催分)
 ・宮城スタジアム(7月28、31日開催分)
 ・カシマスタジアム(7月22、25、31日、8月2、3、5日開催分)
 ・埼玉スタジアムの全セッション(7月24、25、27、28、30、31日、8月3、6日)
 ・国立競技場の女子決勝(8月6日)
 ・日産スタジアムの全セッション(7月22、25、27、28、30、31日、8月2、7日)

 ▽ゴルフ(霞ケ関カンツリー倶楽部)
 ・全セッション(7月29日~8月1日、4~7日)

 ▽近代五種
 ・味の素スタジアムの全セッション(8月6、7日)

 ▽ラグビー(味の素スタジアム)
 ・男子全セッション(7月26~28日)
 ・女子最終日(7月31日)

 ▽ソフトボール
 ・福島あづま球場(7月21日開催分)
 ・横浜スタジアム(7月24日夜、25日昼・夜、26日夜、27日昼・夜開催分)

 ▽サーフィン(釣ケ崎海岸サーフィンビーチ)
 ・全セッション(7月25日~8月1日)

 ▽開会式(国立競技場、7月23日)

 ▽閉会式(国立競技場、8月8日)

 「有効」チケットは再抽選から大会まで配送期間を十分に確保できないため、全て「ホームプリントチケット(pdfファイル形式)」に変更される。「マイチケット」からファイルをダウンロードし、事前に自宅等で1枚ずつ印刷して会場に持参する。紙チケットでの購入者には大会後、記念として別途チケットが郵送される。スマホ画面に表示しての入場も可能だが、会場では回線がつながりにくい可能性もあり、プリントアウトしての持参が推奨される。

 「無効」となったチケットは大会後に払い戻しされる(手数料含む)。また、有効チケットの払い戻しも可能で、手続き期間は7月6日未明~15日午前11時59分。「マイチケット」で払い戻し登録申請を行い、パスワードの再認証を経て、払い戻しを希望するチケットを選択する。返金は大会終了後、順次行われる。

 また、東京パラリンピックのチケットは7月16日までに決まる観客数の上限により、必要な場合は同日以降に再抽選、ホームプリントチケット発行、払い戻しの受け付けを開始する。払い戻しの期限は7月26日がメドとなる見通し。

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