松山 注目度高まる、全米OP会見で「マイケル・ジョーダンのよう」に苦笑い

[ 2021年6月18日 02:30 ]

練習ラウンドで最終調整する松山
Photo By 共同

 男子ゴルフのメジャー今年第3戦全米オープンは17日(日本時間同日夜)にカリフォルニア州のトーリーパインズGC南Cで開幕。4月のマスターズを制し、メジャー2勝目を狙う松山英樹(29=LEXUS)は16日に記者会見を行い、難易度の高いコースを警戒した。日本勢は東京五輪出場圏内につける星野陸也(25=フリー)のほか、石川遼(29=CASIO)、浅地洋佑(28=フリー)も出場する。

 トーリーパインズGCは毎年1月にファーマーズインシュアランス・オープンが開催されているが、メジャー仕様の今大会は難易度が違う。ラフは深く、グリーンは硬く速い。松山は「1月とは芝質が違う。グリーンが少し硬くなっている。とてもタフな戦いになる。ボギー以上にならないように攻めるのが大事」とマネジメントの重要性を強調した。

 会見ではバスケットボールのレジェンドを引き合いに出し「マイケル・ジョーダンのように日本のヒーローになった。どう思うか」と聞く海外メディアもいた。松山は「そんな凄い選手だと思っていない」と苦笑いしたが、マスターズ王者の注目度は高まっている。

 この日は午後から9ホールを回って最終調整した。マスターズ後は3試合に出場し、全米プロ選手権の23位が最高だが「いいプレーができれば(優勝の)チャンスがある。3日目が終わってチャンスがある位置にいられるように頑張りたい」と自信をにじませた。

 《浅地、深いラフ警戒》浅地は16歳で出場した世界ジュニア選手権以来、12年ぶりにトーリーパインズGCに戻ってきた。「回ったことがあるコースでメジャー。全米オープンは一番出たかったのでうれしい」。ただ深いラフには手を焼いている。日本ツアー2勝の28歳は「ラフに入ったら3打目勝負。ダボ(ダブルボギー)を打たないのが先決。30位以内を目標に」と手堅いプレーで上位を目指す。

 《遼は大坂かばう》石川が16日にロイター通信の取材に応じ、テニスの全仏オープンで会見拒否した大坂に理解を示した。うつを告白して大会を棄権したことについて「彼女は大丈夫だと思っていた。ここ数年はとても強かったが、誰もが弱さを持っている」とかばった。石川は報道陣にきちんとした対応をするが、「メディアに尋ねられた時はいつも話しているが、難しい時もある」と本音を漏らした。

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月18日のニュース