“代表落選組”サンウルブズSO山沢&WTB尾崎 持ち味発揮で苦しめた

[ 2021年6月13日 05:30 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2021   サンウルブズ17―32日本代表 ( 2021年6月12日    静岡・エコパスタジアム )

<日本代表・サンウルブズ>前半、キックでゴールを狙う山沢(撮影・久冨木 修)
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 サンウルブズは、“落選組”が日本代表を苦しめた。SO山沢は巧みなキックで主導権を握り、前半19分の先制トライを演出。WTB尾崎は前後半に大きな突破を見せた。英国遠征には漏れたものの、秋の国際試合へアピールした。

 1週間でまとめた大久保ヘッドコーチは「若いバックス陣が国際レベルで戦える機会は国内にない。サンウルブズのような機会は何事にも代えがたい」と語った。チームは日本代表の強化を兼ねて16年に発足。南半球の強豪クラブとの対戦が、19年W杯8強の原動力になった。新たなファンも開拓しただけにリーグから除外されて20年に消滅した際の衝撃は大きかった。前半終了間際にトライを決めたWTB竹山は「チームで経験を積めれば代表につながる取り組みができる」と復活を望んだ。

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