英莉花がメジャー3連勝宣言 16年ぶり史上2人目の偉業へ「凄く獲りたい」

[ 2021年5月6日 05:30 ]

ショットを放ち打球を見つめる原英莉花(撮影・西尾 大助)
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 国内女子ゴルフのメジャー21年初戦ワールドレディース・サロンパス・カップは6日から4日間、茨城県の茨城GC東Cで開催される。昨年の日本女子オープン、ツアー選手権リコー杯を制した原英莉花(22=日本通運)は04、05年の不動裕理以来16年ぶり、88年ツアー施行後史上2人目となるメジャー3連勝を狙う。5日は練習ラウンド後、会見を行い決意を語った。

 ツアー50勝の不動に続く史上2人目の偉業に挑む原英は「凄く獲りたい。不動さんという凄い実力の方と同じタイトルを持てるのはうれしいことだと思う」と力を込めた。

 昨年、日本女子オープン、ツアー選手権リコー杯を制しメジャー2連勝を飾った。メジャーでの強さについて自身では「4日間のプレーは試合をつくりやすい。難しいセッティングなだけに自分のミスを許容できている」と分析している。

 先週のパナソニック・オープンで優勝争いに加わったが、最終日の途中で首位に立ちながら13番でトリプルボギーを叩き失速。プレーオフ進出に1打届かず3位に終わった。

 「フラッシュバックが起きるようなミスをした。あの風の中で伸ばそうと思ってしまった。勝負どころを間違えたのが反省点。今週につながればいい」。敗戦で得た教訓を大舞台で生かす構えだ。

 週明けの3日は水泳トレを行った後、練習場で打ち込んだ。4日はアウト、この日はインの9ホールをラウンド。「グリーンが凄く速い。アンジュレーションも凄い。我慢のゴルフになると思う」と難易度の高いコースに警戒感を示した。

 パナソニック・オープンでは第2日にプロ初のホールインワンを達成。大会後、指導を受ける尾崎将司に報告に行く予定だったが、優勝を逃したため見送った。「優勝してから行きたかった。良い報告を2つしたいというのがあるので。この大会でできたらうれしい」。ツアー4勝目、メジャー3勝目を師匠への手土産にする。

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