「複合機ダービー」はキヤノンに軍配 SO田村が値千金の決勝PG

[ 2021年3月27日 13:59 ]

ラグビートップリーグ第5節   キヤノン31―28リコー ( 2021年3月27日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<リコー・キヤノン>後半、リコー陣内ゴールライン付近でモールの攻防をする両チーム
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 ここまで1勝同士の対戦は、キヤノンが31―28でリコーを下し、今季2勝目を挙げた。

 キヤノンは前半7分、ゴール前ラインアウトからのモールでフッカー高島が先制トライ。その後、立て続けに3トライを許して一時は7―21とリードを広げられたが、残り約20分から反撃を開始。WTBボンド、No・8ファンダイクの連続トライで同点とすると、再び7点を追う後半33分、途中出場のWTBホセア・サウマキのトライに同点に。残り2分、敵陣25メートルの位置でペナルティーを獲得すると、ここまで4本のコンバージョンを全て決めていたSO田村主将がPGを決めて勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 両チームの親会社は複合機のシェアを争うライバルであり、試合も「複合機ダービー」「MFPダービー」などと呼ばれ、対戦のたびに盛り上がりを見せてきた。キヤノンは19年W杯日本大会の組織委員会会長を務めた御手洗冨士夫会長が観戦する“御前試合”で、見事な逆転勝利となった。

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2021年3月27日のニュース