【しぶこ専属・斎藤大介トレーナーと世界を目指そう(8)】ゲーム感覚で楽しみ、最後にパッティングに挑戦

[ 2020年11月26日 05:30 ]

(1)スナッグゴルフのクラブなどを使ってボールをコーンにぶつけないようにドリブル
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 これまでゴルフの基本技術を学ぶのに適した<第2段階=男子は8~10歳。女子は7~9歳>で実践してほしいエクササイズを紹介してきました。今回はそのまとめ的なエクササイズについて書いていきます。 (取材協力・コモゴルファーズアカデミー)

 【相手の手の動きに合わせて動くエクササイズ】
 AさんとBさんで向かい合って立ってください。反応速度を上げるトレーニングです。

 (1)Aさんが手を上に上げたらBさんはジャンプしながら両手で膝を叩きます。次にAさんが手を下に下げたらしゃがんで両手を地面に付けます。最後にAさんが手を右に向けたらBさんは左にステップして元の位置に戻ります。Aさんが手を左に向けたらBさんは右にステップして元の位置に戻ります。

 (2)今度は(1)の応用編です。(1)でAさんが出すサインと逆の動きをしてみましょう。

 【相手の身体の動きに合わせて動くエクササイズ】
 (1)Aさんは両手、両足でパーとグーの形をつくり、パー、グー、パー、グー…とジャンプしながら繰り返します。Bさんはこの動きをまねてください。周りの仲間が拍手で盛り上げてくれるとリズム良く動くことができます。

 (2)次に(1)の応用編です。両手はパー、両足はグー。(1)とは上半身と下半身が逆の動きになります。

 (3)最後に(1)(2)の応用編です。足はグー、パーの動きを繰り返しながら手は前方へ左右交互にパンチ、パンチ……。次に足はグー、パーの動きを繰り返しながら手は左右にパンチ、パンチ……。さらにこの先はこれまでの動きの組み合わせです。右手は前、左手は横といった具合に複雑な動きにトライしてみてください。

 次は<第2段階>のまとめです。仲間と楽しむゲーム感覚のエクササイズです。

 (1)1メートル間隔でコーンを並べ、10メートルの直線コースを3本つくります。第1列はスナッグゴルフのクラブとボールを使ったドリブル、第2列は手を使ったバスケットボールのドリブル、第3列は足を使ってサッカーのドリブルでジグザグにコーンを避けながらコースを往復します。大切なのはコーンにボールをぶつけることなく正確に回ることです。コースの途中に傾斜があるとボールの動きやスピードに強弱がついて面白いかもしれません。

 (2)次にいろんな道具を使って小さなサーキットコースをつくります。用意するのはコーンとミニハードルとパターマットです。コーンはジグザグに並べ、コーンに合わせて左右にステップを踏みながら前に進みます。ミニハードルは縦一列に並べて両足ジャンプで1個ずつパスしていきます。最後は1メートルのパッティング。このパットが決まれば、スタート位置までダッシュで戻ってゴールです。

 激しい動きを続けた直後に静止して息を整えながらパッティングをし、また、走り出す。一連の動作の中に質の異なった動きが組み込まれているのが面白いですよね。何人かでチームをつくり、リレー形式でタイムを競うとゲーム感覚で楽しむことができます。

 ◇斎藤 大介(さいとう・だいすけ)柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の3つの国家資格を持つ。男子ゴルフの片山晋呉にトレーナーとして帯同し、ゴルフに目覚める。14年から海外で研さんを積んで独立。16年から米女子ツアーに拠点を移し、リディア・コ、李晶恩(イジョンウン)ら海外メジャー優勝者のトレーニングを手掛ける。19年11月から渋野日向子を担当。自身のインスタグラム(golf_fit_japan)でも渋野らとのエクササイズ動画を公開。ジュニア向けの育成メニュー作成やオンライン相談も開始。インスタのプロフィルから斎藤トレーナー本人に問い合わせも可能。

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