中国遠征2戦連続4強の伊藤美誠が帰国 長身対策&高級ワイン断った秘話明かす

[ 2020年11月24日 20:03 ]

中国遠征から帰国した伊藤美誠はオンライン取材を受けた(代表撮影)
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 卓球の世界ランキング2位、伊藤美誠(20=スターツ)が24日、8カ月ぶり国際大会となった中国遠征から帰国し、オンライン取材に応じた。

 初戦の女子W杯で3位。2戦目のITTFファイナルは、準々決勝で同12位の王芸迪(23=中国)を破って4強に入るなど、実力を世界に示した。

 その一方で、ITTFファイナル準決勝で同5位の王曼イク(21=中国)にストレート負け。悔しい一戦を振り返り、「普通にやっているようじゃ一生勝てない相手だと改めて思いました。すごく力も強くて、身長が大きい選手と試合や練習することも少ない。そういう選手ともたくさん練習したりしないといけないなというふうにも思いましたし。こういうふうにパワフルに振ってくる選手にもいろいろできるような、対応能力とかももっともっと上げていかないといけないなと改めて思いました」と、長身対策を口にした。

 10月18日に日本を発ち、20日に20歳の誕生日を現地で迎えた。滞在中に、国際卓球連盟(ITTF)と中国卓球連盟が、20歳を迎えた伊藤、孫穎莎(中国)、アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)のために、ささやかなお祝いの会を開いてくれたという。自覚を持って「長居をせず、あいさつだけした」と乾杯だけで済ませたそうだ。

 「自分はやっぱり日本で飲みたいって約束したので、その時に、すみません、日本で飲みたいのでって言って返しました。おいしいワインだったらしいんですけど。日本で飲みます」

 出発前に語った「中国でいい試合をして日本で乾杯したい」という宣言を守ったことを明かした。約1カ月の遠征を終え、次戦は1月の全日本選手権に出場する。

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2020年11月24日のニュース