“ひげンブリッジ”100Mで大会新V 10秒22に「合格点」

[ 2020年7月25日 05:30 ]

陸上 東京選手権第2日 ( 2020年9月24日    駒沢陸上競技場 )

男子100メートル決勝を走り、大会新の10秒22で優勝したケンブリッジ飛鳥(中央)                              
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 男子100メートル決勝は16年リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルのケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)が大会新記録となる10秒22(向かい風0.8メートル)で優勝した。ケンブリッジは予選、準決勝、決勝といずれも大会新。男子十種競技は日本記録保持者の右代啓祐(34=国士舘ク)が最終種目の1500メートルを途中棄権したものの7035点で3位に入った。

 久しぶりの“金”にケンブリッジの顔に笑みがこぼれた。昨季は日本選手権8位など、表彰台の頂点から遠ざかっただけに「金メダルは久しぶり。今日は気持ちがいいですね」と充実感を漂わせた。

 3レース連続の大会新記録に調子の良さがうかがえる。試合の体力は戻ってきていないというが、昨季ベストの10秒20に迫るタイムを初戦からマーク。冬季練習では体の左右差を意識した練習に取り組んできたといい「スタートがうまく出られるようになった。最初のレースとしては合格点」と振り返った。

 次戦はセイコー・ゴールデングランプリ(8月、東京・国立競技場)へ出場を予定している。「感覚的にはもう少し上げられると思う」とさらなる記録の向上を誓った。

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