渋野 全英へ“予行演習”黄金世代ペア対決で収穫「いいショット打てたときも」

[ 2020年7月6日 05:30 ]

チャリティーマッチに出場し、熱いバトルを繰り広げた黄金世代の6人。左から渋野日向子、勝みなみ、小祝さくら、河本結、原英莉花、大里桃子(WOWOW提供)
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 女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)が5日、千葉県内で行われた新型コロナウイルス対策に取り組む医療従事者支援を目的としたチャリティーマッチ「女子ゴルフ黄金世代×WOWOWスペシャルマッチ2020」に出場した。勝みなみ(22=明治安田生命)と組んだ渋野は優勝こそ逃したが、連覇を目指すAIG全英女子オープン(8月20日開幕)に向けたショットを試すなど、有意義な一日となった。

 自身初めてのチャリティーマッチは見せ場なく終わったが、渋野は同世代との腕比べを満喫していた。「とても雰囲気が良かったので、かなりリラックスして回れた」。ラウンド中には「(グリーンに)乗っとらん」「ダフったあ」など、らしさ全開で「しゃべりがさく裂して申し訳ないです」と照れ笑いした。

 新型コロナウイルス感染症にかかわる医療支援の一助になりたいという思いのもと黄金世代の6人が集結。渋野は6ホールで争われた3チームによるチーム戦で勝みなみと組んだ。チーム名は「普通のでは面白くないので」という渋野の発案で「でいところにあるでいこんてーてーてー」に決定。意味は岡山弁で「台所にあるダイコン炊いといて」。とはいえ自身は1回も使ったことがないという「オチ」もつけた。

 「真剣勝負」を宣言し最後まで勝負にこだわった。終盤は勝が奮起し、5番でニアピンを取ったのに続き最終6番でも2メートルのバーディーパットを沈めたが、チームは2位。渋野は「いいとこなしだったので、勝っちゃんにお任せ。(私は)キャディーやっていたようなもんだった」とパートナーに感謝するしかなかった。

 それでも「風の時の打ち方もちょっとずつ取り入れながらやっていた。そのなかでもいいショットが打てたときもありましたし、池に落ちかけたのもあった。そこは修正したい」と発言。風の強いリンクスコースで行われるAIG全英女子オープン(8月20日開幕、ロイヤルトルーンGC)を見据えた対策ものぞかせた。

 サイン入りグッズなどオークションでの収益金は番組終了時点で1775万2000円の支援金を集めた。黄金世代6人の共演は成功に終わったが、表彰式の最後に渋野は笑顔で「(再戦も)ぜひお願いします」と第2ラウンドを懇願した。 

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