瀬戸大也 母・一美さんが明かす“結婚秘話” 優佳夫人との嫁姑関係は…

[ 2020年4月22日 15:15 ]

男子200メートル自由形決勝、優勝した瀬戸大也は笑顔を見せる(撮影・小海途 良幹)
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 コロナ禍に沈むスポーツ界に明るい話題が届いた。競泳男子のエース瀬戸大也(25=ANA)に3月末、第2子となる次女が誕生した。20日に自身のインスタグラムで「先月に二人目が誕生しました。二人目も女の子です 母子共に元気で健康です!」と報告。元飛び込み選手の優佳夫人(25)も自身のSNSに「ご報告が遅れましたが、3月末に第二子『望羽(のわ)』が産まれました。さらに賑やかになりますが年子姉妹の子育て頑張りたいと思います」とつづった。

 長女・優羽(ゆわ)ちゃんは18年6月に誕生。生後4カ月からベビースイミングに通い、お座りができるようになると直ぐに、座った状態からプールにダイブするなど両親のDNAの片りんを見せている。今では賑やかな水泳ファミリーの大黒柱となった瀬戸だが、400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した16年夏のリオデジャネイロ五輪の時は、まだ独身。その年の秋に、母・一美さん(53)との間で結婚に関するユニークなやり取りがあった。

 真剣な表情の瀬戸が母と向き合い、結婚する意向を口にすると「まだ早いんじゃないの」と返された。既に心が固まっていることを伝えると「本当にその人と結婚したくて相手もそういう気持ちなら、今すぐに結婚した方がいい」と一転して猛プッシュ。11月にプロポーズし、23歳の誕生日である17年5月24日に婚姻届を提出した。

 一美さんは息子から結婚の意思を伝えられた当時の心境をこう振り返る。「結婚すれば環境が大きく変わるので、東京五輪の直前に結婚すれば競技に集中できない可能性があると思いました。だから“結婚するなら今して”と言いました」。最初の否定的な言葉も、続く急かす言葉も、東京五輪を見据えてのものだった。結婚直後に息子に伝えた言葉は「とにかく奥さんを大事にしなさい」。アスリートフードマイスターの資格を取るなど献身的な優佳夫人に感謝しており、瀬戸の幼い頃からの好物「和風ロールキャベツ(醤油ベース)」の作り方を伝授するなど良好な関係を築いている。

 瀬戸は200メートルと400メートルの個人メドレーで東京五輪出場が内定。通常開催なら金メダルが有力視されていただけに、大会の延期が決まった直後は「喪失感で抜け殻になりました」。それでも「来年でも再来年でもいつやっても絶対に金メダル獲ってやると強い気持ちを少しずつ作っていき、また再スタートをします!」と目標はブレていない。延期決定と時を同じくして誕生した新たな命が、モチベーションをかき立てる存在であることは間違いない。2人の娘の名前にある「羽」には「自分の羽で大きく羽ばたいてほしい」(優佳夫人)との願いが込められている。1年3カ月後の東京アクアティクスセンターは、2児の父としてそのお手本を示す舞台となる。(記者コラム・木本 新也)

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